疲れやすい。集中力が続くかない。肌の調子が悪い。
そんな日々の小さな不調。実はその原因「水不足」かもしれません。
私たちの体の約60％は水分でできています。
その水が足りなくなると、体のさまざまな機能がうまく働かなくなり、不調として現れます。
健康で心地よい毎日を送るために、「水を飲む習慣」を身につけることが大切です。
水の役割とは
水分は、体の約6割を占めており、体重60㎏の成人男性では約36㎏が水分ということになります。
体内にある水分は、栄養分や老廃物を運ぶために機能したり、体温調節についても重要な役割を担っています。
体内の水の役割
- 栄養や老廃物の運搬
- 体温調節
1日で失われる水分は
1日に体から出ていく水分は約2.5リットルと言われています。
これは、尿や便、汗、呼吸などを通じて体から出ていきます。
水分を補給するには、飲み水のほかにも食事からも摂取することができます。
飲み水としては1.2リットル程度、意識的に補給する必要があります。
- 1日に2.5リットルの水が体から出ていく。
- 飲み水で1.2リットルの補給が必要。
水分不足になると
体の6割を占める水分が不足すると、体の不調につながります。
熱中症も水分不足が原因の1つです。
水分不足は、熱中症のほかにも「脳梗塞」や「心筋梗塞」などを引き起こすといわれています。
体内の水分の1パーセントが失われただけでも、のどが渇いたと感じ始めます。
のどの渇きは脱水が始まっている証拠です。渇きを感じる前に水分をとることが大事です。
水を飲むタイミング
のどが渇く前に、こまめに水を取るようにしましょう。
特に水分が不足しやすいタイミングを意識して飲むのがオススメです。
次のようなときに意識して水分をとるようにしましょう。
- 起きたとき
- 入浴の前後
- 運動や外出時
- 寝る前
アルコールやカフェインは、利尿作用があるため、体内の水分を余計に排泄してしまいます。
そのため、コーヒーやお酒は水分補給には不向きです。
水を飲む習慣で人生を変える
水をこまめに・意識して飲むことで、次のようなうれしい効果が期待できます。
- 血液やリンパの流れを良くし、むくみや冷えを軽減
- 老廃物を排出し、肌荒れや便秘の改善
- 汗で適切な体温を整え、疲れにくくなる
- 頭がすっきりして、集中力や思考力がアップ
多くの人は、水の摂取量が不足気味です。
1日にコップ2杯の水で、1日に必要な水をとれると言われています。
水分補給は一時的なものではなく、継続して続けることが大切です。
習慣化するためのコツをご紹介します。
「これでもか！」というくらい小さく始める
続けるためには、小さく１歩を踏み出します。「こんなことしても変わらないでしょ」っていうくらい小さくて大丈夫です。
目標が小さければ小さいほど、失敗しません。
失敗せずに、成功体験を積み重ねます。
If Then プランニング
「If Then プランニング」とは、「もし○○したら、そのとき××する」というように、事前にプランを考えることです。
例えば、「7時になったら、本を読む」、「金曜になったら、ランニングする」、「間食したくなったら、テトリスをする」みたいな感じです。
すでに習慣化していることに紐づけるのがおすすめです。
バックアッププラン
習慣化するには毎日続けることが一番大事です。
１度でもできなければ、「自分なんてダメだ」とやる気がなくなってしまいます。
目標を１つだけではなく、複数用意することで、失敗しないようにします。
メインができなくてもサブでクリアできる小さなバックアッププランを作っておきましょう。
まとめ
体の約6割が水分で、1日に約2.5リットルが体から出ていきます。
水分不足になると、体の不調につながります。
そのため、1日に1.2リットルは、水を飲む必要があります。
意識して水分をとるようにしましょう。
水筒を持ち歩くようにしたり、お気に入りのコップを使うのもおすすめです。
水道水を飲むのもいいですが、PFASが含まれている可能性もあります。
PFASについて理解して、しっかりと対策しましょう。
