この記事は、WHIの7つの「Value」に沿ったエピソードを語ってください! by Works Human Intelligence Advent Calendar 2022 の8日目の記事です。
はじめに
Work fun! 「遊び心で仕事を楽しむ」について、考えてみようと思います。
そもそも、遊び心とはどういうことでしょうか。
あそびごころ【遊び心】
不可欠な要素でないが、あれば楽しいという、(余裕から出た)いたずら的な気持。
Oxford Languages
日々の仕事に追われて、遊び心も持てないような、忙しい生活を送ってませんか?
遊び心で楽しむためには、心に余裕がなければいけません。心に余裕ができれば、仕事が楽しめるようになってきます。
どんな状況でも、楽しさやユーモア、面白さをもって取り組む。遊び心があればあるほど人生は幸福になります。
私が、楽しく仕事をするため取り組んでいること、考えていることについてまとめたいと思います。
環境編
環境を変えてみましょう。それだけで楽しく仕事ができるようになります。
観葉植物を置く
デスクに観葉植物を置いてみましょう。
観葉植物を置くだけで、デスクの印象も早変わり。見るだけで癒されます。葉が伸びたり、新芽が出たりと観葉植物の成長を楽しむこともできます。
最高の体調によると、観葉植物には幸福度や集中力、作業効率が上がる効果が期待できるようです。
観葉植物をうまく育てられるか心配な人は、人工観葉植物という選択肢もあります。
良いキーボードを使う
仕事をするときには、会社から支給されたパソコンやキーボードを使っているのではないでしょうか。
AI分析でわかった トップ5%社員の時間術では、5%の社員は、自費でキーボードを購入して使っていると紹介されています。
ノートパソコンのキーボードをそのまま使うこともできますが、ノートパソコンのキーボードだと横幅が狭く、肩をすくめながら作業をすることになり、効率が落ちてしまいます。
AI分析でわかった トップ5%社員の時間術
パソコンで仕事をするうえで、キーボードを使用する時間はとても長いです。
自分の気に入ったキーボードを使えば、モチベーションも上がります。
キーボードは種類も多く、打鍵感などの違いがあったりするので、自分のお気に入りを見つけてみてください。
自作キーボードという選択肢もあります。
キーボードなんて安いやつで十分と思っていましたが、今では自作キーボードを購入して会社で使っています。
考え方編
私の仕事に対する考え方を変えたのが以下の記事です。
「俺がいなくても、回る仕組みを作ること」
~中略~
「俺たちがすべき仕事は、与えられた『作業』をこなすだけじゃなく、その『作業』を平準化し、誰にでもできる『仕組み』を作ること。なぜなら、その『仕組み』が金を生むからで、俺たちはその金を生む仕組みを作るために会社から給料をもらっている。」
仕事の本質は「いかにラクをするか」 - サイボウズ式
この記事を読んでからは仕事への考え方が変わりました。
それまでは、頑張って働いて、つらい思いをした見返りが給料だと思っていましたが、「楽していいんだ!」と思えるようになり、『自動化するためにはどうすればいいか』、『この仕事はなんのためにしているのか』を意識するようになりました。
自動化・効率化する
自分がいなくても仕事が回る仕組みにするために、最も簡単な方法は自動化することです。
バッチファイルやマクロを使えば、自動化できる幅が広がります。毎日、開いているフォルダやファイルはありませんか?バッチファイルを使えばでワンクリックで開くことができます。
ショートカットキーを覚えるのも効果的です。1週間くらいマウスなしでパソコンを使ってみてください。大変ですが、キーボードで操作する方法について学ぶことができます。
バッチファイルやショートカットキーを覚えるためには、勉強するための時間が必要ですが、その時間はムダにはなりません。何倍にもなって、あなたに返ってくるはずです。
一日を振り返ってみてください。繰り返ししている作業はありませんか?その処理はバッチファイルやマクロで自動化できないでしょうか。
なんのためにしているのか考える
三人のレンガ職人という寓話があります。
中世ヨーロッパのある町で、大聖堂の建築が行われていました。そこで三人の職人がレンガを積んでいました。
そこに旅人が通りかかり、一人目の職人に何をしているのか尋ねました。するとその職人は「親方に言われて、ただレンガを積んでいるだけさ。つまらない仕事だよ」と不機嫌そうに答えました。
二人目の職人に同じことを尋ねると、「レンガを積んで壁を作っているんだ。この仕事は大変だけど、賃金が良いのでここで働いているんだよ」と答えました。
三人目の職人も同じことを尋ねると、「大聖堂を造るためにレンガを積んでいるんだ。この大聖堂ができれば街中の人が喜ぶだろう。私はこの仕事を誇りにしているよ。」と胸を張って答えました。
ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣
同じ作業でも、考え方1つで取り組み方が変わります。レンガを積む仕事も、なんのためにしているのか考えれば、ただのつまらない仕事から誇りをもってできる仕事に変わります。
メタ思考トレーニングという書籍で紹介されている演習問題を紹介します。
皆さんは(上司やお客様から)「ドローンについて調べて報告して」と言われました。次に取るべきアクションを一分間でなるべく多くあげてください。
思い浮かべたのは、次のどちらのアクションだったでしょうか。
- ドローンについて調べる方法に対するアクション
- 「なぜドローンについて調べる必要があるのか?」と問題そのものに対するアクション
時間をかけてドローンについて調べても、「欲しかったのはそういうことじゃなんだよ」と上司から言われてたことはないでしょうか。作業に取り掛かる前に、何のためにそれを知りたいのか考えることで、効率的に取り組めます。
問題解決におけるメタ思考とは、いきなり問題を解き始めるのではなく、まず「問題そのものについて」考えることを意味するのです。
~中略~
その調査目的によって、どういう用途向けのことを重点的に調べるべきか、技術的なことを調べるべきなのか、ビジネスへの用途を考えるべきかと言った点を教えてくれるのです。
メタ思考トレーニング
仕事に対する背景(上位目的)を考えることで、ムダな作業をしなくてすむかもしれません。
この仕事のクリア条件は何なのか。一番効率的なアプローチは何なのか。そう考えることで、仕事のムダが減り、効率化されます。
まとめ
一度しかない人生、楽しまないと損です。
あなたにとって仕事とはなんでしょうか?
- お金をもらう手段
- 社会をよくするため
- 自分の才能を発揮するため
いずれにせよ自分の貴重な時間を使うのだから、楽しんだもの勝ちです。
お気に入りの観葉植物をみつけてデスクにおいてみましょう。見るだけで癒されます。自分の気に入ったキーボードを使ってみましょう。キーボードのタイピングが楽しくなります。
時間の余裕を作るために、自動化や効率化できないか考えてみましょう。その仕事の目的は何でしょうか。その作業は必要でしょうか。もっと効率的にできる別の方法はないでしょうか。
心に余裕をもって、遊び心で仕事を楽しみましょう。