そまちょブログのそまちょ(@somachob)です。
バッチファイルは、手動でする作業を自動化してくれる便利なものです。
バッチファイルとは
バッチファイルは、複数のコマンドをまとめて実行するためのファイルであり、Windowsのコマンドプロンプトで使うことができます。
バッチファイルを使えば、手動でコマンドを入力する手間を省き、自動化や効率化に役立ちます。
繰り返し同じ手順を何度も実行するときには、バッチファイルを使えば簡単に行えるようになります。
バッチファイルを作成するには、メモ帳などのテキストエディタを開いて、テキストファイルにコマンドを書いて、そのファイルを保存するときに拡張子を「.bat」や「.cmd」にするだけです。
詳しくは、次の記事を参考にしてください。
シャットダウンする方法
バッチファイルでシャットダウンをするには、『shutdown』コマンドを使用します。
shutdown /s
『shutdown』コマンドは、オプションを使うことでシャットダウン以外にも再起動や、ログオフをすることができます。
先ほどのコマンドだと、『/s』部分がオプションになります。
- /s:シャットダウン
- /r:再起動
- /l:ログオフ
例えば、再起動させたいときは次のようなコマンドになります。
shutdown /r
ユーザーに警告せずに実行中のアプリケーションを強制終了するには、『/f』オプションを使います。
shutdown /s /f
シャットダウンまでの時間を指定する
『/t』オプションを使うことで、シャットダウンまでの時間を指定することができます。
/t の後ろにシャットダウンまでの秒数を指定します。次は60秒後にシャットダウンさせるコマンドです。
shutdown /s /t 60
秒数は、0 から 315360000 まで指定することが可能です。
315360000 秒は、10 年です。
0 を指定すればすぐに処理が実行されます。
次のコマンドはすぐに再起動させるコマンドです。
shutdown /r /t 0
シャットダウンをキャンセルする
『/t』オプションでシャットダウンまでの時間を指定していた場合、次のコマンドを実行すれば、シャットダウンをキャンセルできます。
『/a』オプションがキャンセルを表します。
shutdown /a
ネットワークでつながっているコンピュータをシャットダウンする
ネットワークでつながっているコンピュータをシャットダウンすることもできます。
『/m』オプションを使用し、その後ろに「\\コンピュータ名」で対象のコンピュータを指定します。
次のコマンドは、PC-01という名前のコンピュータを 10 秒後にシャットダウンするコマンドです。
shutdown /s /m \\PC-01 /t 10
『/m』は、ログオフさせる『/l』オプションでは使うことができないので注意が必要です。