2つのテキストファイルでどこが違うのか確認したいと思ったことはないでしょうか?
そんなときWindowsの標準機能だけで、差分の確認をすることができます。
バッチファイルとして、作っておけば簡単に差分の確認できて便利です。
fcコマンド
Windowsには、2つのファイルを比較して、その違いを表示する『fc』コマンドがあります。
コマンドプロンプトで使用してみます。
デスクトップに次のような「file-1.txt」と「file-2.txt」があります。「05 five」の行のありなしの違いだけです。
![compare-files](https://somachob.com/wp-content/uploads/2022/12/compare-files-800x490.jpg)
この2つのファイルを『fc』コマンドで比較した結果は、次のようになります。
![fc-command](https://somachob.com/wp-content/uploads/2022/12/fc-command-800x359.jpg)
『/n』を使えば、対象の行番号を表示することができます。
![fc-n-param-command](https://somachob.com/wp-content/uploads/2022/12/fc-n-param-command-800x351.jpg)
比較用のバッチファイルを作成する
以下のようなコマンドを書いたバッチファイルを作成します。
バッチファイルの作り方がわからないときは、こちらの記事を参考にしてください。
@echo off
fc /n %1 %2
pause
『%1』と『%2』は、このバッチファイルの引数です。引数として受け取ったファイルを比較するバッチファイルです。
ファイルをバッチファイルに「ドラッグ&ドロップ」すれば、引数としてバッチファイルに渡すことができます。
これを適当に「test.bat」と名前をつけてデスクトップに保存します。
「file-1.txt」と「file-2.txt」を「test.bat」にドラッグ&ドロップするだけでファイルの比較することができます。
![fc-drag-and-drop](https://somachob.com/wp-content/uploads/2022/12/fc-drag-and-drop.jpg)
これで、比較したいファイルをいちいちコマンドに書かなくても簡単に比較することができます。
バッチファイルを使えば、いろいろな作業を効率化することができます。